ALFP 2017年度公開フォーラム

アジアにおける協働の場を求めて ~将来のビジョンを共創する~

※本フォーラムは終了いたしました。

1996年より国際文化会館と国際交流基金が共同で実施しているアジア・リーダーシップ・フェロー・プログラム(ALFP)は、これまでにアジア諸国のさまざまな分野において際立ったリーダーシップを発揮している知識人をフェローとして130名以上招聘してきました。毎年9月初旬から約2カ月間、フェローたちは国際文化会館に滞在し、よりよい市民社会の実現に向けて、国境や専門分野を超えた人的ネットワークの構築をめざし、知的共同作業に取り組んでいます。

今秋も、多様な分野で活躍する以下の7名のフェローが「Seeking Our Commons in Asia: How Can We Create Visions for the Future?」を共通テーマに、アジアが抱えるさまざまな課題や経験を共有し、約2カ月にわたり対話を重ねてきました。来る11月1日、その対話の成果を交えながら、フェローがそれぞれの専門や国の現状について発表する、公開フォーラムを開催いたします。

パキスタンの文化遺産保護、インドネシアの若者の健康と格差、インドのカーストとジェンダーにまつわる差別問題、中国から見たメディアのあり方、ASEANが直面する環境問題、ベトナムの高等教育の現状、ヘイトスピーチと人権問題など、各フェローが取り組む課題はさまざまですが、一見相互に関連がなさそうな課題に共通基盤(コモンズ)や協働できる点はあるのか、アジアの将来を共に創っていくにはどうしたらよいのか、今後の展望とともにお話しいただきます。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

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日時: 2017年111日(水)3:30 ~6:45 pm
会場: 国際文化会館 講堂
主催: 国際文化会館、国際交流基金アジアセンター
司会: 小川 玲子 / 千葉大学准教授

≪登壇者≫
波多野 綾子 (日本) ニューヨーク大学アメリカ・アジア法研究所 客員研究員
「グローバル社会におけるヘイトスピーチと人権」

Fazal Khaliq (パキスタン) ドーン・メディア・グループ リポーター / 文化活動家
「人々をつなぐ文化遺産」

Sudirman Nasir (インドネシア) ハサヌディン大学公衆衛生学部 上級講師・研究員
「アジアにおける健康と社会変化—インドネシアの視点から」

Smita M. Patil (インド) インディラ・ガンジー国立公開大学ジェンダー・開発学部 助教
「インドにおけるカーストとジェンダーをめぐる議論」

Phan Thanh Duc (ベトナム) 銀行学院経営情報システム学部 学部長
「高等教育の変化:未来の展望をどう共創するか」

Saroj Srisai (タイ) ASEAN事務局環境課 課長
「東南アジアの災害管理から学んだこと」

Wang Xin (中国) 南京日報マルチメディアセンター 副センター長
「私が出会った日本人:ステレオタイプを超えて」

用語: 英語 / 日本語 (同時通訳つき)
会費: 無料 (要予約)


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