top > ALFPとは? > なぜALFPが必要なのか?

世界の人口の60%以上が異なる社会規範や経済システム、文化、宗教、民族が共存するアジアと呼ばれている地域に住んでいます。豊かな多様性は同時に課題の多様性も意味します。たとえば、社会経済的格差や環境悪化、人種・宗教・文化対立などの形をした人間生活や尊厳に対する暴力が存在します。

グローバル化は、明らかに国境を超えた連帯の可能性をつくるが、アジアに対して、またアジアの中で多くのステレオタイプがあり、情報の流れには限りがあります。これらによって不信、不寛容、無知、無関心がうまれます。地域の課題に対して、国家や市場だけで対応することができないのは、明らかです。

課題は多いが、それらは市民社会の視点から取り上げられ、理解されるべきで、またそれは可能です。ALFPは、相互の文化的背景や価値観を尊重し、同時に効果的な行動をよびかける力のある人々のつながりに、これらの課題を突破する鍵があると信じている。ALFPでは、このような人をパブリック・インテレクチュアルと呼んでいます。

地球の将来に対して同様の危機感を抱き、公正な市民社会を構築する必要性を感じ、同時に異なる地域で活動するパブリック・インテレクチュアルの対話や交流を拡大することが必要である。

アジアにおいて特定の課題にかんする政府あるいは公的機関による対話の枠組みは多くあるが、アジアのパブリック・インテレクチュアルが、総合的な観点から長期にわたる地域の課題について意見を交わし、市民社会の視点から多様な地域あるいはグローバルな課題について取り上げる場は少ない。ALFPはそのようなパブリック・インテレクチュアルのための対話のための場を担うことをめざしている。


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